FPによる保険選びのポイント

FPがすすめる
賢い保険の選び方

ファイナンシャルプランナー

FP見出し

保険の仕事をしておりますと、お客様に「どんな保険に入っていれば一番いいの?」と聞かれることがよくあります。そんな時は「何も保険に入らなくて済むなら、何も入らないのが一番ですよ」とお答えしています。これだけ聞くと「保険会社は入らない方がいいような保険ばかり売っているのか!」と怒られる方もいらっしゃると思いますので、その理由を説明いたします。

 

FP見出し

保険の仕組みは、多数のご契約者様から保険料をお預かりし、それを財源として事故に遭われたご契約者へ契約内容に応じて保険金をお支払いするものです。経済的リスクに対する一つの優れた仕組みではありますが、お客様に支払う保険金の財源は、基本的には全てお客様からいただいた保険料です。また、保険会社の人件費などの諸経費も、全てお客様の保険料から賄われます。つまり、お客様からお預かりした保険料から、保険会社の諸経費を差し引いて、それからお客様へ保険金をお支払するのが保険の基本的な仕組みです。よって、長期的に保険の保険料を払い続ければ、確率的には受け取る保険金より払った保険料の方が多くなってしまい、収支はマイナスになってしまいます。

 

FP見出し

だからと言って保険に入らないほうがいいかと言えば、決してそうではありません。保険は経済的リスクに対する非常に有効な対策の一つではありますが、得手不得手があり、決して万能ではないというだけです。

FP

保険の目的は、万一の備え。少し専門的に言うならば「リスクに対する経済的ダメージのカバー」です。そのリスクにも様々なものが有りますが、発生する確率と経済的ダメージの大きさで分類すると左図のように分類できます。その中で保険が得意とするリスクは、発生確率が低く、経済的ダメージの大きい①のリスクです。何故なら、この種類のリスクなら、保険会社が保険金を支払う確率も低くなるため、お客様から集める保険料も少額で済むので、少ない保険料で大きなリスクに備えることができるからです。

具体的には、確率は低いが万一の際は数千万円~数億円の賠償義務が発生する自動車の対人対物事故のリスク、万一罹災した際には数千万円の損害が発生する住宅火災のリスクなどです。このような手持ちの資金では対応できないリスクに対して、比較的少ない負担で対応できる保険は、非常に有効なリスク対策だと言えます。逆に、それ以外のリスクについては保険は不向きだと言えます。何故なら、②や④のリスクでは発生する確率が高いため、保険金の支払率も高くなってしまうので、どうしても支払われる保険金に対して保険料が高くなってしまいます。これでは「少ない保険料で大きなリスクに備えられる」という、保険の利点が全く生かせません。

また、③のリスクに対しては、発生する確率も経済的ダメージも低いため、貯蓄で十分備えられるので、あえて保険で備える必要がありません。

 

FP見出し

よって、賢い保険選びのポイントは、「確率は低いが、万一発生した際は手持ちの資金では対応できないようなリスクにのみ保険で備える」ことです。保険はあくまで「リスクに対する経済的ダメージのカバー」。損をカバーすることはできても基本的に得をすることはないので、本当に必要な保険にだけ入ることが大切です。すべての保険の基本的な仕組みは同じなので、この考え方を元にすればどんな保険を選ぶ際にも対応できます。

 

FP見出し

ただ、お客様を取り巻くリスクは様々で、どのような保険を選ぶのがベストかは、お客様により千差万別です。本当に自分に最適な保険をご自身で選ぶのは、決して容易ではありません。そこで、お客様を取り巻くリスクを把握、分析し、最適な保険をご提案することが保険代理店の最も重要な役割であると弊社は考えます。弊社では、これからもこの役割を果たし、お客様に選んでいただける保険代理店であり続けるため、研鑽を積んでまいります。

このページの先頭に戻る

メールでお問い合せ

Copyright(C)2014 Dohkin co.,ltd. All Rights Reserved.